マッスル・ファイトも相当に有名になり、本家の掲示板に異様な書き込みが見られるようになってきました。
そういうわけで、ここにFAQをおっ立てました。
本ドキュメント「キン肉王家のよくある心得」は、マッスルファイトに関するよくある質問(Frequently Asked Question: FAQ)を、主に本家・初心者質問掲示板での質疑応答を参考にしてまとめたものです。なにしろ急ごしらえのため、ここに載せられていないFAQがあったり、間違った回答が載せられている可能性があります。そういった箇所を見つけられた方は、是非ともメールでご連絡ください。可能な限り対応していきたいと考えています。
制作者の方々の多大な努力により「マッスル・ファイト」は大変に素晴らしい作品となり(また、現在も更に成長を続け)、様々な場所で紹介されるに至っています。「マッスル・ファイト」を遊ぶ人々が多くなるにつれその裾野も広がり、同人ゲームどころかPC自体についても経験の浅い方々までもが本家のページを訪れるようになってきました。このドキュメントは、特にそんな方々へ向けて、「マッスル・ファイト」のプレイにあたって起きたトラブルへの対処方をまとめたものです。そのはじめとして、この項にその「大原則」を書いておきたいと思います。
通信状態やサーバーの混み具合によっては、ファイルのダウンロードがうまくいかずに止まってしまうことがあるかもしれません。特に更新直後は、多くの人がファイルをダウンロードしようと殺到するため、大変繋がりにくくなっています。これを回避する方法はいくつかあります。
ダウンロードしたファイルには、最後に".lzh"というファイル形式を示す文字(拡張子)がついています (WindowsXP以降、標準の設定では拡張子は表示されないようになっています)。これはLHA形式の圧縮ファイルです。
一台のPCの中でのデータの受け渡しに比べて、通信回線を通しての送受信には時間がかかります。ですから、ネット上でファイルの受け渡しをする時には、ファイルをうまく「まとめて」サイズを小さくしておくのが普通です。LHA形式とは、その「まとめ方」の一つで、「まとめられた」ファイルを「圧縮された」ファイルと呼びます。
圧縮されたファイルはそのままでは使えないので、「展開」(特にLHA形式では"解凍"と呼ぶこともあります)して、元に戻してやる必要があります。そのためには、LHA形式のファイルを展開するソフトが必要となります。簡単に使えて有名なものとして、Lhasa32などがあります。これらの展開ツールを使ってファイルを展開してください。
非常にサイズが大きいため、一部だけをダウンロードしてプレイしようという方がいるかもしれませんが、残念ながらそれはできません。「ビックボディのED」及び「マッスルファイト.タイトルデモMIDI変更版」は、入れるかどうかを選ぶことができます。また、フリー枠の超人は、各番号から一人だけを選んでダウンロードすることができます (あるいは、フリー枠の超人をダウンロードせずに、個人公開されている超人をダウンロードすることにしてもOKです)。それ以外は全て、ダウンロードする必要があります。
「途中でエラーが出ても構わないので、とにかく試してみたい」のであれば、「マッスルファイト.(システム.アプリケーション)」「マッスルファイト.(背景ファイル)」「マッスルファイト.デモファイル」「キン肉スグル」「ラーメンマン」の5ファイル(合計12.6MB)だけをダウンロードすることもできます。これで、ストーリーモードでキン肉マンを使って、あるいは対戦モードでキン肉マンvsキン肉マンで遊ぶことができます(他のキャラを選ぼうとしたり、最初の相手との試合が終わったりするとエラーが出ますが)。
適当な名前のフォルダを一つ作り、その中に展開した全てのファイルを入れてください。
「マッスル・ファイト」を展開したフォルダ内にある、「マッスル.ファイト.exe」をダブルクリックして起動してください。
圧縮ファイルが破損している場合、ダウンロードのミスである場合が大半です。もう一度ダウンロードをやり直しましょう。その際に、ダウンロードツールを使用すると、正しくダウンロードできる可能性が上がるでしょう。1-1. ファイルの転送が止まってしまう、1-7. ファイルがそろっているか、正しくダウンロードされているか知りたいも併せてご覧ください。
ファイルが足りない場合は、全てのファイルをダウンロードしているか確認しましょう。特に.playerファイルが足りない場合は、そのキャラクターのファイルをダウンロードしていない場合が大半です。展開ツールで一括展開をする場合など、破損したファイルが紛れ込んでいないかどうかにも注意しましょう。
更新直後の場合、ファイルの圧縮ミスまたはアップロードミスで、破損ファイルやファイルの足りない圧縮ファイルが存在する可能性もあります。その時は、ダウンロードミスでないことを厳重に確認した上で、掲示板で既に異常の報告や解決法が書き込まれていないか確認し、異常の報告がない場合は報告しておきましょう。また、ほかのミラーサイトに置いてあるファイルを試してみるのもいいでしょう。
KOPPEのミラーページにCRCリストを用意しました。これを利用することで、ファイルが正しくダウンロードされているかどうかをチェックすることができます。
CRCとは、Cyclic Redundancy Check(巡回冗長検査)の略で、ファイルデータを特殊な計算式で計算し、得られた値を元のファイルのそれと比較することで、ファイルが正しく転送されているかどうかを調べる方法です。
CRCチェックを行うツールとしては、極窓などがあります。上のCRCリストとダウンロードしたファイルを同じフォルダに入れ、極窓の下部ウインドウにCRCリストをドラッグ&ドロップします。ウインドウにCRCリストのファイルが出現しますので、それを選択し、"編集(E)→CRC→CRCファイルチェック"を行うことで、ダウンロードしたファイルをリストと照合することができます。
全ての圧縮ファイルをひとまとめにしたものは、それを置くサーバー容量が足りない、またダウンロードに失敗した際のリスクが大きいなどの理由で作成されていません。リストのファイルをひとつずつクリックするのが面倒な方は、ダウンロードツールを使用するなどして対処してください。1-1. ファイルの転送が止まってしまうも併せてご覧ください。
また、KOPPEのミラーに、必須全ファイルおよび最終更新分の必須ファイルリストが置いてありますので、ダウンロードソフトへの登録などにご利用ください。
「2D格闘ツクール95」の仕様上、マッスルファイトにはキャラクターを50人までしか登録できません。9/4更新時点において登録されているキャラクターは47人であり、登録の上限に近付いています。一方で、登録させたいキャラクターの候補はまだまだたくさんあり、また、個人公開としていくつかのページで公開しているキャラクターをマッスルファイトに参加させたいという要望もありました。
そういった経緯を踏まえ、9/4更新分より「フリー超人登録制度」が導入されました。これは、50人分ある登録枠のうちいくつかを「フリー枠」とし、ユーザーがそこに各自の好きなキャラクターを入れてプレイできるようにする、というものです。9/26現在では、45人のキャラクターを「固定枠」とし、5人分の「フリー枠」を設けてあります。
フリー超人登録の仕組みですが、マッスルファイトのフォルダを見ればわかる通り、キャラクターのデータは、それぞれの"********.player"というファイルに記録されています。9/26現在、「フリー枠」として、"フリー1〜5.player"の5つのファイルを用意する必要があります。任意の(固定枠の45キャラクター以外の)"********.player"ファイルのファイル名を"フリー1〜5.player"と書き換えることで、それぞれの「フリー枠」にそのキャラクターが登録されます。
特に「フリー枠」に登録したいキャラクターがいない場合は、公式ページで公開されている「悪魔将軍」「ネプチューンマン」「フロイライン・ブロッケン」「デビルマジシャン」「ドクターボンベ」「プリンスカメハメ」「ミスターカーメン」の7キャラクターのうち5人をフリー枠に登録することになります。「プリンスカメハメ」「ミスターカーメン」に関してはファイル名がすでに"フリー4.player""フリー5.player"となっていますが、残りの5人については、好きな3人を選んで、それぞれの"********.player"ファイルのファイル名をそれぞれ"フリー1〜3.player"に書き換えてください(文字の全角・半角に注意してください)。
「フリー枠」には必ずキャラクターを登録しなければいけないことに注意してください。「フリー枠」にキャラクターが登録されていないと、ゲームが誤動作を起こします。ファイル名の書き換えが面倒な方は、当ミラーで適当に作った(笑)バッチファイルを使ってもよいでしょう。全てのファイルと「悪魔将軍」「ネプチューンマン」「フロイライン・ブロッケン」の3ファイルを展開した場所と同じフォルダに置き、ダブルクリックで実行してください。
ジョイスティックが動作しない場合、原因はいくつか考えられます。
また、マッスルファイトにおいて方向キーが勝手に連打されてしまうなどの報告がいくつかなされています。詳しい原因は未だ不明ですが、JoyToKeyを使ってジョイスティックの方向キーをキーボード入力に変換してやることで解決するとの報告がなされています。JoyToKeyの使用方法については、JoyToKey付属のドキュメントを参照してください。
「マッスル・ファイト」のOption→Keyboard(キーボードで操作する時)またはOption->JoyStick(ジョイスティックで操作するとき)で、使用するキーやボタンを設定できます。
そういう仕様です(あなたのジョイスティックにはレバーが2本付いているのですか?)。レバーの感度等の設定は、各ジョイスティックのマニュアルなどに従って行ってください。
左上に奇妙な文字や数字が見える、またはキャラクターに重なるように赤や緑の枠線が見える時には、「マッスル・ファイト」のOption->Gameで、
BGM、効果音が聞こえない場合は、サウンドカードのドライバが最新のものになっているか(まさかサウンドカードが入ってないなんてことはないでしょうね!?)、スピーカーやWindows側のボリュームコントロールのボリュームが絞られていないかを確認してください。音が大きすぎる場合は、スピーカーやボリュームコントロールを使って音を絞ってください。
Optionでの各種設定は、「マッスル・ファイト」と同じディレクトリにある、「2D格闘ツクール95.ini」というファイルに保存されています。このファイルが「読み取り専用」の属性になっていると、設定が保存されなくなるようです。「2D格闘ツクール95.iniのプロパティ」から、「読み取り専用」のチェックを外してください。
説明書.txtなどにキャラクターの操作方法が書かれています。基本的に通常の格闘ゲームと同じく、レバー操作とボタンの組み合わせで技が発動します。レバー操作は、キャラクターが右向き時の方向を、キーボードのテンキーに見立てて記述してあります。6が前、2が下といった具合です。右を向いているキャラクターを→で表すと、下のようになります。
7 | 8 | 9 |
4 | → | 6 |
1 | 2 | 3 |
「弱」「中」「強」は、説明書.txtの最初にも書いてあるとおり、標準で格闘ツクール95の"A","B","C"に対応しています(2-2. どのキーで操作するのかも参照してください。)。たとえばキン肉マンの「キン肉バスター:2.4.2.4+中」だと、「下、前、下、前、Bボタン」となります。
あるキャラクターのファイル(「****.player」というファイルです)を読み込もうとしたときに、そのファイルが存在しない、または壊れていると「プレイヤーオープンエラー」が出ます。どのファイルがおかしいかを特定する最も簡単な方法は、キャラクター選択画面でキャラクターを一週させてみることです。ネ無者さんのミラーサイトおよびKOPPEのミラーサイトのキャラクターファイルは、一周させた時の順番通りに並べてありますので、それを参考にして異常のあるファイルを特定してください。その後に、対象のファイルがフォルダに入っているか確認し、必要があればダウンロード・展開をやり直してください。1-6. ファイルが正常に展開できない、展開したがファイルが足りない、1-7. ファイルがそろっているか、正しくダウンロードされているか知りたいも併せてご覧ください。また、フリー枠のキャラクターが正しく登録されていない場合もこのエラーが発生します。1-9. フリー超人登録制とは何かをご覧ください。
これは背景ファイル(「****.bg」)がない、あるいは壊れている場合に起きます。「マッスルファイト.(背景ファイル)」が正しくダウンロード・展開されているか確認してください。1-6. ファイルが正常に展開できない、展開したがファイルが足りない、1-7. ファイルがそろっているか、正しくダウンロードされているか知りたいも併せてご覧ください。
これはデモファイル(「****.demo」)がない、あるいは壊れている場合に起きます。「マッスルファイト.(システム.アプリケーション)」「マッスルファイト.デモファイル」が正しくダウンロード・展開されているか確認してください。1-6. ファイルが正常に展開できない、展開したがファイルが足りない、1-7. ファイルがそろっているか、正しくダウンロードされているか知りたいも併せてご覧ください。
「選択できないキャラクター」が誰であるかによって、対処法が異なります。
速いマシンを使用すれば多少は改善されますが、これは「格闘ツクール95」の仕様です。諦めましょう。
ゲームスピードは、「マッスル・ファイト」のOption->Gameから調節することができます。また、ジョイスティックのドライバが入っているにも関わらずジョイスティックが接続されていないと、ゲームが延々とジョイスティックを探すためにゲーム速度が極端に遅くなるといった現象も報告されています。そういった場合、ジョイスティックを正しく接続するか、ドライバを削除してください。
単純にマシンスペックが足りないために動作が遅くなる場合は、ウインドウサイズを変更してみてください(Window->Window Size。640x480だと遅いことがあります)。また、Window->FullScreen(またはF4キー)でフルスクリーンモードにすると、動作が軽くなることもあります(元に戻すときは、もう一度F4キーを押してください)。
2D格闘ツクール95の問題や、キャラクター製作上の問題などで、キャラクター同士の技が複雑に組み合わさった場合、キャラクターが硬直し、ゲームが進まなくなってしまう現象がいくつか報告されています。しばらく待っていれば再開される場合もありますが、待っても変化がない場合は、(ストーリーモードなら)2P側を乱入させるなどして対処してください。
WindowsXPにおいて、試合開始のゴングが鳴る前などに動作が一瞬停止する症状が報告されています。今のところ、これを改善する方法はわかっていません。
ツクールWebによると、「2D格闘ツクール95」の必要動作環境は、
最低限必要なファイルのみで、2004年09月26日現在、圧縮されたファイルの格納に137MB、展開したファイルを格納するのに877MBの容量が必要となっています。ファイルが大きすぎて落とすのが辛い、という方は、1-3. 最低限必要なファイルは?を参照してください。
邪道ですが、キャラクターのファイル名(「****.player」)を書き換えるという方法があります。この応用でいきなりエンディングを見られたりしますが、邪道技なので控えましょう(笑)。
根本的なゲームシステムは、「2D格闘ツクール95」を使用して作られている以上、変更のしようがありません。ですから、もちろん通信対戦はサポートされていません。
ある種のアプリケーションを使用することで擬似的に通信対戦を行うことができるとの報告がありますが、もちろん対応保証外です。ちなみに、パフォーマンスはかなり悪いようです。
ありません。
2D格闘ツクール95の仕様上不可能です。が、乱入機能(ストーリーモードプレイ時に、プレイヤーが割り込んで対戦に移行する機能)があります。使われていないプレイヤー側の操作キーを押せば対戦モードに移行できますが、その際に行われていた試合は無効になりますので、負けそうになったら乱入を起こさせてゲームオーバーを回避することができます。